About me


アルゼンチンで。
アルゼンチンで。

 

 

槌屋詩野

 

研究員を仕事としています。BOP分野を中心に研究・開発・制度設計などに携わる。

ロンドン在住。

 

もともと、国際協力NGO「Oxfam」で日本の市民社会のキャパビルなどに関わりながら、貧困削減の問題と付き合いを続けてきた。(Oxfamに入ったきっかけは偶然だった)

 

BOPビジネスに入ったきっかけとして、Oxfamでの活動が非常にビジネスライクであったこと。Oxfamという貧困削減のプロたちが、自らを「Oxfam is a new business」といわしめていたこと。アマルティア・センの理念を実践する現場スタッフや人間開発に関する様々なプロジェクトを目の当たりにしながら、それらをいかに「サステイナブル」に、そして、広く人々に広めていくか、ということに関心が移る。

 

2006年、アルゼンチンの辺境の地にて、自らバックパッカーとして歩いている際に、太陽光発電パネルを設置した山小屋が点在している姿に衝撃を受ける。地上4000メートルの土地で、太陽光はふんだんにあっても、中央集権的な送電システムからは外れてしまっており、この土地で生きる人を支える唯一のエネルギー源を知る。周辺(マージナル)な人々も、自然環境の力を利用し、自らを生かし、生きていくことができる方法がビジネスで解決することを知る。

 

その後、日本では幸運なことに、プロジェクト・ファイナンス、公共セクタービジネス、さらに、中国地域における環境ビジネスや環境ベンチャー、事業立ち上げに関連する仕事に携わる。こうした知見が少しずつ、BOPビジネスを理解する上で役立っている。

 

現在は、Responsible Investment (責任投資)の分野で仕事を続けると同時に、その一環として、BOP層がサステイナブルに生きることができる事業を本業化する際の投資についても研究している。キーワードは、BOP、責任投資、サステナビリティ。

特に、ローカル企業と多国籍企業の関係性に注目をし続け、途上国におけるビジネスが、数値化できない「人材」「信頼」「尊厳」といったものに対して、どのような影響を与えるかを研究し続けている。

 

2009.09